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オンラインビジネスのビジネスモデル9つ!種類と特徴・何を選べば良いのか

とびけんです。(^-^)現代は働き方の多様化が進んでいます。なかには、「オンラインビジネス」に興味を持ち、これからチャレンジしてみたいと考える人もいるでしょう。オンラインビジネスを始めるためには、きちんとビジネスモデルの種類や選び方について知っておくことが肝心です。この記事では、オンラインビジネスに役立つビジネスモデルの種類と考え方のコツについて紹介します。

「ビジネスモデル」とは何か

そもそもビジネスモデルとは、どのようなものなのでしょうか。概要についてチェックしていきましょう。

ビジネスモデルとは「利益を上げ続けるための仕組み」

ビジネスモデルの定義はさまざまであり、「これ」と決まったものはありません。ただ、一般的には「企業が利益を生み出し続けるための商品やサービス、またその仕組み」のことを指します。たとえば、お金にフォーカスしたタイプは「商品やサービスを販売して利益を得る」もしくは「仲介した手数料を得る」のどちらかが代表的です。

それ以外にも、「顧客にどのような価値を提供するのか」という部分にフォーカスしたものもあります。何でもそろっているのか、それとも厳選したものなのか、提供する価値は大きく異なります。ただし、共通しているのは顧客に価値を提供し、その対価として利益を得るという点です。このような仕組みや流れを総称したものが、ビジネスモデルと呼ばれています。

ビジネスモデルの4つの基本要素

ビジネスモデルを考えるときに、重要になる基本要素があります。要素は「Who」「What」「How」「Why」の4つに大きく分けられます。まず、

「Who」は「顧客」を指すものです。ビジネスモデルにおける顧客は誰なのかをはっきりとさせておくことが重要です。既存顧客や見込み顧客など、ターゲット層の設定が必要になります。

「What」は提供価値を意味しており、「顧客に何を提供するのか」「顧客はなぜお金を払うのか」を明確にするためのものです。自社商品やサービスのセールスポイントに直結する要素であり、企業視点ではなく顧客目線で考えることが重要になります。顧客のニーズをただ満たすだけではなく、新たな需要を生むことを意識しましょう。

「How」はプロセスを意味し、「集客方法」や「商品・サービスを提供する仕組み」を指します。いくら良い商品やサービスであっても、プロセスが明確になっていなければきちんと顧客のもとに届けることが難しくなります。顧客にどう提供するのか、そのプロセスを考えておくことが肝心です。提供するための流れや仕組み、集客方法について決定しておきましょう。

「Why」は「収益構造」のことです。「自社の利益はどこであがるのか」、また「収益性は高いのか」という点に着目する必要が生じます。その商品やサービスを提供することでどの程度の利益が見込めるのか、よく検討するのがポイントとなります。

オンラインにおけるビジネスモデル9種

ビジネスモデルといっても、さまざまなものがあります。オンラインにおけるビジネスモデルにはどのようなものがあるのか、主な種類について見ていきましょう。

販売

販売はシンプルに「商品やサービスを販売して対価を得る」というビジネスモデルです。たとえば、メーカーが工場で商品を製造して、販売する形式などがこれに該当します。販売のビジネスモデルは身近なものであるため、イメージしやすいでしょう。なお、販売は自社の商品やサービスを提供する方式であり、そのぶん「質の高さ」が求められます。商品やサービスに優位性があるかどうかが、ビジネスの成功を左右する重要な鍵となるでしょう。

小売

小売は自社で商品を作らずに、メーカーなどから「仕入れて販売する」ビジネスモデルを指します。たとえば、スーパーが商品を仕入れて販売するスタイルがこれに該当します。需要が高くよく売れる商品を多く仕入れて、売れない商品は仕入れを絞るといった細かな調整を行えることが特徴です。小売は商品を作るわけではなく、同じ商品を取り扱う競合企業がほかにもいるということです。そのため、何らかの工夫を行い、差別化することが重要になります。具体的には、購入時にポイントがたまるサービスを導入するといった方法もあります。なお、自社で製品を作って売るよりも、収益性は落ちることを頭に入れておきましょう。

広告

広告は自分が運用しているWebサイトに広告を掲載し、「企業から広告料をもらう」ビジネスモデルのことです。代表例には「アフィリエイト」が挙げられます。自身のブログで提携先企業の商品やサービスを魅力的に紹介し、広告を掲載するケースは多くみられます。その広告を見た人が商品やサービスを購入・契約することで、広告料を受けとれるという仕組みです。いわゆる「成果報酬型」のビジネスモデルとなっています。また、テレビ局の番組中に流れるCMスポンサー、SNSで掲載しているバナー広告などがこれに該当します。

広告は「もの」ではなく「宣伝場所」を提供するビジネスモデルです。したがって、その場所の価値やその宣伝を目にする人数がポイントとなります。

ライセンス

ライセンスはいわゆる、「権利」を使うビジネスモデルといえます。自社で開発したシステムなどを他社に提供することで、ライセンス料をもらうという仕組みです。たとえば、「肖像権」などもこれに該当します。自社が考えたキャラクターのイラストをさまざまな企業が使えるように販売許可をだし、その売上のうち、あらかじめ定めておいた対価をもらうというものです。ライセンスは他社に自社のものを使ってもらうことで、「認知度の拡大」や「新しい市場開拓」につなげられます。ただライセンスによる収益を得るだけではなく、ビジネスチャンスを広げられることが強みといえるでしょう。

レンタルモデル

一定の期間中に「ある商品を借りられる」というビジネスモデルです。具体的には、レンタルDVDやレンタカーなどがこのビジネスモデルとして挙げられます。自社でその商品は保有した状態で、第三者に貸し出して利益を得るという仕組みになっています。仕入れコストを下げられることが特徴です。ただし、貸し出す商品のメンテナンスなどを定期的に行う必要があり、そのぶんの費用がかかることになります。

サブスクリプション

サブスクリプションは「継続課金モデル」とも呼ばれるビジネスモデルです。ユーザーは月額料金を支払う代わりに、毎月や毎週などの決められた期間中、商品やサービスを好きに使うことができます。例としては、ウォーターサーバーや動画配信サービスなどが代表的です。サブスクリプションは定期的に商品やサービスを使ってもらうことで、安定した収益を得やすいビジネスモデルといえます。継続した顧客を確保しやすいことから、「ストックビジネスモデル」とも呼ばれているのです。ただし、サブスクリプションは流行に影響されたり、ユーザーに飽きられてしまったりするリスクもあります。そのため、長期的に楽しんで利用し続けてもらえるコンテンツ力や、仕組みづくりが求められます。

従量課金モデル

サブスクリプションと対極に位置するのが、従量課金モデルです。利用料金を支払えば一定期間好きなように商品やサービスを使えるサブスクリプションとは異なり、従量課金モデルはユーザーが「利用したぶんだけ課金される」仕組みになっています。そのため、従量課金モデルはユーザーの利用料によって得られる利益が大きく変動しやすいことが特徴です。身近な例として、電気代やガス代などに置き換えて考えると理解しやすいでしょう。また、コインパーキングや電話の通話料金などもこれに該当します。

フリーミアムモデル

フリーミアムモデルは一部のサービスをまず無料で提供して、さらに多く利用したいというユーザーには「利用料を支払ってもらう」ビジネスモデルのことです。無料利用のユーザーをベースとして、そこから有料利用のユーザーになるよううまく誘導する必要があります。Webサービスやニュース記事などでは、無料部分と有料部分が明確に分かれているものも多くみられます。このようなタイプが、フリーミアムモデルなのです。

ビジネスを成功させるためには、無料利用と有料利用の部分のバランスをとることが肝要です。無料部分を充実させすぎると、ユーザーがそこで満足してしまうおそれがあります。まずはユーザーに無料でサービスを提供しつつ、「有料部分も利用したい」と思わせるような配分にすることが、キーポイントとなります。

マッチング

マッチングはそのサービスを提供している企業とユーザーをマッチングして、仲介手数料を得るというビジネスモデルです。例としては、求人サイトやクラウドソーシングサイトなどが挙げられます。マッチングは商品そのものではなく、「企業とユーザーを結びつけるための場や機会」を提供することが特徴です。価値の高い情報を収集してまとめ、その商品を求めるユーザーに提供してマッチングさせることで、報酬を得られます。ほかの企業よりも質の高い情報を集めていること、ほかにはないマッチングモデルであることがビジネスを成功させるためのポイントとなるでしょう。

ビジネスモデルを考える際の手順

ビジネスモデルを考えるには、あらかじめ手順を理解しておくことが大切です。ビジネスモデルを考えるときにはどのような点を意識すれば良いのか、手順を見ていきましょう。

業界のビジネスモデルを知る

ビジネスモデルは、いきなり「自分だけの力で考えようとしない」ことが重要になります。ビジネスを展開しようとしている業界の、競合他社について分析してみましょう。競合他社のビジネスモデルはどのようなものを選んでいるのか、またなぜそれが採用されているのかについて、しっかりと考える必要があります。これらのポイントを分析することで、業界の特性を理解できます。

分析結果を元に自社のビジネスモデルを決める

競合のビジネスモデルを分析できたら、続けて「そのモデルを真似してみる」ことがおすすめです。なかには、「真似をすることに抵抗がある」という人もいるかもしれません。しかし、一からビジネスモデルを考えるのは非常に難しいことです。よほどのこだわりがない限り、すべてオリジナルで考えようとすることは避けたほうが無難でしょう。ただ、だからといってすべての要素を真似しても良いというわけではありません。なぜなら、それでは他社と似たり寄ったりになってしまい、競争に勝てない原因になり得るためです。ユーザーに競合他社ではなく自社を選んでもらえるような要素を、少しでも加えておくことがポイントになります。わずかな差であっても、それは十分な差別化要因になるのです。

特に、競合サービスの利用者にはどのような不満があるのか、リサーチしておくと良いでしょう。その不満を解消する要素を盛り込むことで、自社を選んでもらうための大きなセールスポイントになります。

「ビジネスモデル・キャンバス」とは?

競合他社を分析して自社のビジネスモデルを考えるうえで、理解しておきたいものがあります。それは、ビジネスモデルの考え方のフレームワークである、「ビジネスモデル・キャンバス」です。これはビジネスモデルに必要な要素を9つに分類し、可視化するためのものをいいます。

9つの要素とは、「顧客セグメント」「顧客関係」「提供価値」、「チャネル」「収入構造」などです。さらに、「費用構造」「業務活動」、「経営資源」「提携先」などの要素が含まれます。

顧客セグメントは異なる個々の顧客に向けて、どのような価値を届けるかという要素を指します。顧客関係は、ユーザーとの関係性を構築したり、維持したりするための仕組みのことです。提供価値は、顧客が持つ問題を解消してニーズを満たすための要素を指します。チャネルは顧客が求める価値をどのようにして届けるか、またその告知方法といった取り組みのことです。

収入構造は顧客に届けた価値が収益になる仕組みのことをいいます。費用構造は経営資源の調達および業務活動を行うためのコストなどを指す要素です。業務活動はビジネスモデルを機能させるための組織活動を指します。経営資源は人やもの、さらに知的財産や財務を表すものです。提携先は外部に業務を任せるための活動などを指します。ビジネスモデルを構築するためにも、これらの9つの要素について理解を深めておきましょう。

ビジネスモデルはビジネスの成功を左右する!

ビジネスモデルはビジネスの成功を左右する重要なものです。儲からない仕組みでは、ビジネスが成り立たないため注意しましょう。ただ、ビジネスモデルの重要性は理解できたものの、オンラインビジネスが初めてという場合は、何かと不安がつきものです。このような場合は、とびけんの無料の「LINE@」(公式LINEアカウント)に参加することがおすすめです。積極的に参加して、オンラインビジネスについて学んでみてはいかがでしょうか。

 

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